- 「どこで聞いた話か全く覚えてないんだけど、内容ははっきり覚えている」
- 「最初は疑ってたはずの話を、気がついたら普通に信用していた」
- 「誰かに聞いた話なんだけど、誰から聞いたかは覚えていない」
みたいな事ってありませんか?
なんかあのモヤモヤする感じとか(笑)
上記のようなものを心理学用語で「スリーパー効果」というらしいです。
スリーパー効果とはどんなものなのか?ざっくりまとめていきたいと思います。
スリーパー効果とは?
スリーパー効果は心理現象の一つで、時間の経過とともに情報源に対する印象が薄くなり、情報の内容が頭に残る現象のことです。
それが何だという感じですが、このスリーパー効果によって以下のような事が起こります。
・当初は疑っていたはずの情報が、時間が経つにつれて不信感が薄まり、結果として情報の信頼性が高まる
嘘のような噂話を最終的には信じてしまったり、信じないにしても多少気になってしまったりするのも、スリーパー効果によるものみたいですね。
うまく活用して行ければいいんでしょうが、効果の高さゆえにフェイクニュースや、プロパガンダもこのスリーパー効果の側面があるんだとか。こわいですね。
スリーパー効果が起きやすくなる2つの条件
そんなスリーパー効果はどんな時に起こりやすくなるのか?
ここでは2つの条件をご紹介したいと思います。
①インパクトが大きい
一つ目は情報のインパクトの大きさです。
インパクトの大きい話ほど、長く頭に残るからです。
確かにネガティブかポジティブかに関わらず、インパクトの大きい話ほど覚えていたり、忘れていたりしてもふとした時に思い出せたりしますからね。
②後から情報の権威性が判明する
情報の権威性があるというのは、その情報がしっかりとした根拠に基づいていたり、正しい事が明らかである事です。
どこかで話を聞いた後、しばらくしてから例えばテレビや本などで見て、「しっかりとした根拠のある話だった」とわかるというのが、このスリーパー効果を高めるのに重要なようです。
インパクトがあって頭の片隅にあった話が時間の経過とともに不信感などが薄れ、そのタイミングで信頼性が上がるような新情報とともに記憶が呼び起こされる。
実際うまく使っていくのは簡単ではないのでしょうが、まあ最初のインパクトっていうところは意識していければなーと思いました。
それとともに、スリーパー効果を悪用したフェククニュースやプロパガンダに引っかからないようにしていきたいですね(笑)
今回は軽めの記事でしたが、そんな感じで。
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