良いアイデアを生む難しさはアイデアの「創出」にあるのか?「選出」にあるのか?

価値観/キャリア

以前、アイデア評価に関する記事を書きました。

良いアイデアを出すのは本当に難しいもの。

人からアドバイスをもらったり、人のアイデアの評価をするのも同様。

自分のアイデアを形にしていくのに近道はないんだなーと感じております。

「良いアイデアを出して、それを実現していくこと」が難しいと言うのはなんとなく直感的に感じるところですが、実際のところ具体的にはどの部分が難しいんでしょうか?

やっぱり「良いアイデアが思いつかない!」と言う悩みが多いんじゃないかと思うので、「創出」の部分が難しいように思いますが、、

実は思いついた複数のアイデアの中から、うまくいくものを「選出」することこそが難しいんじゃないか、、、そんな話です。

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アイデアを「選出」するのが何よりも難しい

良いアイデアを考えつくのはもちろん難しいのですが、それ以上に難しいのが「浮かんだアイデアの中から、良いものを選ぶこと」です。

なぜなら、自分のアイデアを客観的に見流のは難しいので、過大評価したり、逆に過小評価してしまいやすいからです。

結果、「これは絶対にうまくいく!」と思ったことがうまくいかなかったり、「これはダメだろうなー」と思って引っ込めたアイデアが、実は大ヒットするようなものだったりする訳です。

これはどんな人にも当てはまる問題です。

例えばベートーヴェンは自分を客観視する能力が特に優れていたと言われていますが、それでも生涯生み出した70作品のうち、15作品に「偽陽性」、8作品に「偽陰性」の判定をしていたそうです。

 むしろ3分の2くらいの作品を適切に評価できていたのがすごいなという感じすらしますが、歴史上の偉大な人物で、その中でも客観性に特別優れた人物でさえ、全てを適切に評価することは出来ないということ。

人間には「確証バイアス」があるので、特に自分のアイデアや能力を過大評価してしまいがちな傾向があるようです。

どうすれば良いアイデアを選出できるようになるのか?

これだけ見ていると嫌になってしまいそうですが、、

客観視するのが難しいとなると、いかにして良いアイデアを選出することが出来るようになるのか?

ここでは3つの方法を紹介したいと思います。

①クリティカルシンキング

一つ目はクリティカルシンキングです。

クリティカルシンキングは直訳すると「批判的思考」という意味で、別の視点から見たり、問題を深堀りしていくときに使えるテクニックです。

具体的なやり方については、ソクラテス式問答法なんかが特に使いやすいんじゃないかと思うので、よかったら試してみてください。

②人から評価をもらう

2つ目が人から評価してもらうというもの。

まあこれは結構手軽に出来る方法かなと思うので、その点いいんじゃないかと思います。

その時にどんな人にお願いするのがいいのか?っていうところが結構ポイントになるので、よかったら以下の記事をご参考ください。

ポイントは「その分野に対して中程度の経験がある人」です。

どんな人に自分のアイデアを相談すべきだろうか?①ーこんな人は相談相手に向いていないかも?

どんな人に自分のアイデアを相談すべきだろうか?②ー相談すべき相手はこういう人たちだ!

③とにかくアイデアを生み出して「選出」する

そして3つ目が、「とにかくアイデアを出しまくる」ことです。

実際に優れた作品を生み出した作家なんかも、平均的な作家に比べてかなり多くの作品を生み出しているようです(その中には当然平凡な作品もある)。

やってみないとわからないことも多いし、まずは経験を積み重ねるというのもあると思うし、周りの反応を見ながら修正かけていくというのがやっぱり必要なんじゃないかと。

そしてうまくいっているものとそうでないものの違いに目をつけて、それをヒントに大量のアイデアの中からうまく行きそうなものに注力していく。

みたいな感じが良いんじゃないでしょうか、という感じですね。

当ブログも「駄作上等」でとにかく記事を書いていく方針なので、、、(笑)

まあこうして書いていきましたが、私も良いアイデアを形にしていくっていうことは中々できていないのでアレなんですがね。

とりあえず色々書いていきながら、何か良いアイデアに繋がると良いなーと思いながらやっていきます。

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