ガチで効果のある学習テクニックに共通する重要ポイント、それは「アクティブ・ラーニング」

学習/習慣

ここ最近、「正しい学習テクニック」に関する本などをよく読んでいます。

世の中には数えきれないくらいの学習テクニックで溢れかえっており、

  • 結局何が正しいのかよくわからない!

って方も多いんじゃないかと思います。

実際に効果があるのかもよくわからないし、ごまんとあるテクニックの中から本当に意味のあるものを探すのは大変なこと。

一方で本などで色々調べてみると、ちゃんと研究などで効果が証明された学習テクニックは存在するし、重要なポイントも広い意味では結構共通するところがあったりするなーと個人的に感じています。

そういうこともあり、ここらで一度「科学的根拠のある勉強法」をまとめてみたいなと思います。

各テクニックごとの記事を書いて、最後に総まとめとして「どんな時にどんなテクニックが使えるのか?」みたいなことを書いていければなという感じです。

  • いろんなテクニックを試しているが、どれもイマイチ、あるいは本当に効果があるかわからない
  • テストや資格勉強などに向けて、少しでも効率的に、確実に知識やスキルを身につけていきたい

そんな方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

今回はまず初回は前提として抑えなきゃいけないポイントということで、「効果のある学習テクニックに共通するポイントはなんなのか?」というところを簡単にまとめていきたいと思います。

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重要なポイントは「アクティブラーニング」

アクティブラーニングとは?

効果のある学習テクニックに共通するのは、いずれもそれらが「アクティブラーニングの一種である」という点。

アクティブラーニングとは、「受け身ではなく、自ら進んで頭を使いながら学んでいく」というものです。

米国先端政策研究所のアーリック・ボーザーさんは、著書『Learn Better』で以下のように述べています。

学習とは頭を働かせる「活動」という面が強く、積極的に関与するほど学びも深まるということだ。

出典:『Learn Better』

ただ本を読んだり話を聞いたりするだけではなくて、例えば以下のようなことに取り組みながら、学びを深めるために自分から積極的に頭を使っていくことが必要ということになりましょう。

  • 「自分は何をわかっているのか?不明な点はどこか?」「どんな証拠をもとに自分はそれを理解していると考えているのか?その証拠は信頼に足るものか?」「この概念をどう言い換えることか?」などと自問自答する
  • ある知識やスキルの概念や関連性を整理して人に説明してみる

アクティブラーニングは受け身の学習と比べて疲れるし大変ですが、その分効果も大。

このような「自ら進んで頭を使いながら学んでいく」アクティブラーニングの要素を含むものが、効果のある学習テクニックに共通する点です。

受け身の学習はなぜ意味がないのか?

アクティブラーニングの対極にあるのが、講義などの受け身の学習でしょう。

受け身の学習の効果を知るために参考になるのは、例えば2013年にケント州立大学の論文です。

この論文では、200超の学習に関する研究を取りまとめ、「本当に効果のある学習方法はなんなのか?」ということを調べました。(R

その結果、以下のような学習方法は「学習効率が非常に悪い!」という結論が出たそうです。

  • ハイライト・アンダーライン
  • 語呂合わせ(「泣くよウグイス平安京」、的なやつ)
  • テキストの再読

どれも比較的メジャーな学習方法で、かつ「あまり頭を使わない、受け身な学習である」という点で共通するものですね。

テキストの再読なんかは「参考書が破れるくらいまで何度も読み込みまくった!」みたいな談話や、「何度も読み返すほど理解度が上がる!」みたいな指南もあって実践している人も結構いるんじゃないかと思いますが、研究によるとその効果は微妙なようです。

また、他にも『Learn Better』で紹介されていた調査によると、「従来の講義式授業をとっている学生が単位を落とす確率は50%以上だった」みたいな話もあるそう。

「なんで受け身の学習は効率がよくないのか?」というと、

  • 受け身の学習では脳への刺激が足りず、頭も働かないし集中力も続かない

みたいなところが大きいようです。

確かに「なんとなく本を読んだり動画を見ているだけだと全然頭に入ってこない!」ってのは多くの人が感じるところじゃないかと思うので、これは納得な話ではないでしょうか。

つまらないなーと思って聞いている授業とか、眠過ぎて勉強どころじゃなくなりますし笑

好かれるのは「講義」、効果があるのは「アクティブ・ラーニング」

学校の授業、学生塾、社会人の研修、オンライン学習など。

多くの人は、これまで講義形式で学習を受けた経験の方が圧倒的にが多いのではないでしょうか。

アクティブ・ラーニングの方が効果的だとわかっているにも関わらず、なんで講義形式の授業がメジャーなのでしょうか?

もちろんこれには様々な理由があると思いますが、その一つに「学習者は講義形式の授業をより好む」という点が考えられます。

組織心理学者のアダム・グラントさんの著書『THINK AGAIN』で紹介されていた実験では、学生たちを、それぞれアクティブ・ラーニングを行うグループと講義を行うグループに分けました。

なお、この実験では授業のテーマや配布される資料は全く同じで、教師の質も同じくらいになるように調整されています。

その結果、以下のことがわかりました。

  • 学生たちがより授業を楽しいと感じたのは、「講義」形式の授業だった
  • さらに学生たちから有益な授業だったと評価されたのは、「講義」を行った講師たちだった

しかし楽しい授業や有益だった感じる授業が効果があるかといえば、それはまた別の話。

同じく『THINK AGAIN』で紹介されている255の研究と合計4万6000人以上を対象としたメタ分析により、以下のことがわかっています。

  • 通常の講義を受けた学生は、アクティブ・ラーニングを受けた学生に比べて平均してハーフ・レター・グレード分成績が低かった(A〜F評価の半評点分)
  • 通常の講義を受けた学生は、アクティブ・ラーニングを受けた学生よりも落第する確率が1.55倍高かった

この結果について、先述のアダム・グラントさんは以下のようにコメントしております。

より好まれたのは講義だったものの、実際に学生たちがより多くの知識やスキルを身につけたのは、アクティブ・ラーニングだった。

アクティブ・ラーニングは脳をより働かせなくてはいけない。

そのため、学生を楽しい気分にはしてくれないが、深い理解へと導いてくれる。

長い間、私は楽しければ学ぶことも多いと信じていた。

しかし、この実験で自分の見解が間違っていたことがはっきりわかった。

出典:『THINK AGAIN』

楽しいのは講義かもしれませんが、効果があるのは「アクティブ・ラーニング」です。

まとめ

そんなところで、まずは前提として抑えたいものとして、「本当に効果のある学習方法に共通する重要ポイント」をまとめていきました。

まとめ
  • 効果のある学習テクニックに共通するのは、「自ら進んで頭を使いながら学んでいく」アクティブラーニングの要素を含むという点である。
  • 一方で、ハイライトやテキストの再読などの「受け身の学習」は、脳が働かず集中力も続かないので、効率が悪い

そうなると「じゃあ具体的に一体どんなテクニックが有効なのか?」というのが気になるところですが、これについては以下の記事で色々とまとめていますので見てみてください。

今日はこの辺りで。

今回参考にした本はこちら↓

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