なんとなく、「外向的な方がいい!」「内向的なところは直した方がいい」っていう風潮みたいなものがあるような気がします。
- 「外向的な人は気軽に人とコミュニケーションが取れて魅力的!」
- 「積極的に人と話して人脈を広げていきましょう!」
- 「休みの日に家にいたって仕方ない!外に出て人と会いましょう!」
「内向的=コミュ障」
みたいな。
そんなことないですかね?(笑)
まあ内向的が悪いって風潮があるかどうかはともかく、「内向的な人間にもちゃんと強みもある」って話があるのでまとめてみました。
僕はドがつくほどの内向的人間なので、こういった話はありがたいですね(笑)
内向的人間の強み
強み①:共感力が高い
一つ目は共感力が高いと言うこと。
内向型人間ほど、人の気持ちが理解できたり、人の行動を読んだりするのが上手いそうです。
理由はとしては以下3つが挙げられます。
- 内向的な人ほど、他人を観察している時間が長い
- 「こうあって欲しい」みたいな願望が少ない傾向にあり、いわゆる動機バイアスにかかりにくい。
- 自分の内面とじっくり向き合うので、自然と心の動きへの理解が高まる
つまり、共感力・洞察力・内省力が強いと言うことです。
個人的には「そんなに人の気持ちとか理解できてるか?」って思うのが正直なところですが、「確かに自分の内面と向き合う時間は長いし考えてるかもなー」ってのは共感できました。
強み②:謙虚で控えめである
2つ目は謙虚であると言うこと。
人の話を素直に聞くことができるのは、内向的な人ほど当てはまるようです。
謙虚さってめちゃくちゃ大事で、例えば「能力の高いリーダーの特徴」を調べた研究でも、謙虚さが高いことが共通点として挙げられていたり。
また自分の知識や理解度に対して謙虚でいる「知的謙遜」は、Googleの採用基準の中でも最重要項目に挙げられていたり。
「知的謙遜」度合いが高いほど、客観的に捉えることができたり、知らないことを素直に受け入れて理解しようと努めたり、新しいことを吸収していこうとするので、成果につながりやすいとか。
割とリーダーとか優秀な人間になるポテンシャルを、内向的な人間は持っているようです。
強み③:集中力が高い
3つ目は集中力が高いこと。
目の前のことに没頭したりできるもの内向的な人の強みになります。
ただし注意点があって、内向的な人は外部からの刺激に弱いので、オープンスペースのように周りからの刺激で気が散りやすい環境だと集中ができないようです。
なるべく静かな部屋とか、気が散る要素の少ない環境が望ましいということですね(これもめっちゃ分かるな、、、)。
外向的な人と内向的な人の脳にはどんな違いがあるのか?
ここからはちょっとおまけ的な感じで。
そもそも「外向的とか内向的とかって何なの?」と言う話です。
実は内向的な人と外向的な人って、結構脳や神経の違いから来ているみたいです。
例えば、
<神経学的な違い>
- 外向的な人は、ドーパミン・アドレナリン・交感神経の働きが強い(なので活発な傾向がある)
- 内向的な人は、アセチルコリン(アルツハイマー予防や記憶力UPに繋がるもの)と副交感神経の働きが強い(なので比較的冷静な傾向がある)
脳とか神経に違いがあるとなると、無理に内向的な人が外向的になろうとするより(もちろん逆も)、それぞれにあった強みにフォーカスしていく方がいいように思いますね。。。
ちなみに内向型人間の強みとか活かし方とかはスーザン・ケインさんの「内向型人間の時代」とかに詳しく書いてあるようです。
なので、興味のある方は是非読んでみるといいのではないでしょうか(とかいいつつ僕はまだ読めていないのですが、、、いずれ読もうと思います)。
まあこういった強みとか特徴がどこまで自分に当てはまるのか、ってのは人それぞれなので共感できた方もそうでない方もいると思いますが。
それはともかく、「悪いと言われるようなものにも必ず強い面もあるんだよ!」ってところが伝われば幸いです。
そんなところで。
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