元々「面白かった本Best5」みたいな記事を書いていたんですが、せっかくなのでいろんな本をご紹介出来たらいいなと思いまして。
今月から自分の読書記録も兼ねて、月末にその月に読んだ本をご紹介していくスタイルでやっていこうかなと思っています。
読んだ本を羅列して一言二言簡単にコメントするくらいでやっていこうかなーという感じです。
早速、2022年8月に読んだ7冊の本を紹介していきたいと思います。
セルフケアの道具箱
心理カウンセラー(公認心理師、臨床心理士)でありながら数々の認知行動療法関連の著書も手がける、伊藤絵美さんの一冊。
タイトルにあるように、メンタルのセルフケアに使える100のワークが詰まった本で、本書のワークに実際に取り組むことで、「ストレスが溜まっている」「心身が弱っている」「生きづらさを感じている」といった人への手助けになるように、ということを目的としています。
何かしらメンタルの問題を抱えている人、ちょっとでもネガティブな感情を抱えている人にはまさにピッタリな本なんじゃないかなと思います。
理論書というより実践書といった感じですが、個人的には認知行動療法の考え方を簡単に知る意味でも勉強になったなーと思いました。
When完璧なタイミングを科学する
『モチベーション3.0』など数々のヒット作を手掛ける凄腕の作家、ダニエル・ピンクさんの著書。
「全てはタイミング次第だ!」というコンセプトのもと、「生産的な1日にするためは朝・昼・夜をどのように過ごすのがいいか?」「休憩はいつ取るのがいいのか?どのタイミングで休むべきか?」「正しい開始・中間・終了時の時間の使い方とは?」など、「いつ」の問題にフォーカスしており、流石の安定感がありました。
理論だけじゃなく実践的に使えるテクニックまで紹介してくれるのが素晴らしいですね。
是非この本を読んで「タイム・ハッカー」を目指してみてはいかがでしょうか。
眠れなくなるほど面白い脂質の話
「図解 眠れなくなるほど面白い」シリーズの1冊。
脂質の話を体系的にわかりやすくまとめてくださっているので、頭の整理としてめちゃ使えました。
個人的に「健康的な食事」という意味では脂質が一番インパクトが大きいんじゃないかなーと思っている(後はめっちゃ野菜を食べること)ので、健康的な食事を目指したい方には間違いなく役立つ1冊かなと思います。
「アマニ油やエゴマ油は過大評価気味じゃないか?オリーブオイルは過小評価気味じゃないか?」「脂の酸化の話があまり書いてないかな?」みたいに個人的に気になるところはありましたが、全体的には良かったかなーという感じです。
マンガでわかる認知行動療法
マンガでわかるシリーズの1冊。
というか、気づいたらこの手の本めっちゃ増えてるんですねー。
「認知行動療法ってどんなものなの?」を簡単に知ることが出来るんで、この手の世界にちょっと興味がある、みたいな方にとっては良い本なんじゃないかと思います。
ただ個人的にはあまりマンガ部分が機能していなかった印象でして、「活字じゃなくマンガのストーリーで内容を知りたい!」って方が読むとちょっと辛いかもしれません。
影響力の武器
アメリカを代表する社会心理学者ロバート・チャルディーニ先生が手掛けた、言わずと知れた世界的名著。
「人が無意識に動いてしまう6つの心理テクニック」をまとめられており、メンタリストDaigoさんをして「自分の人生に一番影響を与えた本」と言わしめた本です(だったような…笑)。
営業・マーケティングなどものを売る立場にいる人にとっては必須の一冊なんじゃないでしょうか。
身近な事例とも絡めて心理テクニックが紹介されているんで、「あれにはこういう意図があったのか!」「だから自分はあの時買ってしまったのか!」みたいに、ものを売る側でない人にもいろんな発見があって面白いんじゃないかと思いますし、心理テクニックを使った悪どいテクニックに騙されないための「防衛法」も書いてあるんで、全ての人にとって読んで損はない本でしょう。
使える脳の鍛え方
「検索練習」の生みの親であり、学習研究の第一人者であるヘンリー・ローディガーさんらが手掛けた一冊。
検索練習(テスト効果)の話を中心に、科学的エビデンスに基づいた学習テクニックをまとめた本になっています。
「頑張って勉強しているのに成果が出ない!」「効率良く学びたい!」みたいな方にとっては非常に役立つ本なんじゃないかと思います。
ちなみにタイトルから脳トレの本みたいなイメージで買ってしまうと、肩透かしのように感じてしまうと思うのでご注意ください(「正しい学習で使える知識を持った脳にする」みたいなニュアンスで捉えれば間違いないんですが、、)。
進化論マーケティング
数々のベストセラーを手掛けるサイエンスライター、鈴木裕さんの話題の最新作。
「進化論マーケティング」は、ダーウィンの進化論をビジネスに応用したもの。
「そもそもなぜ人は安い商品を欲しがるのか?」のように、ヒトが持つ根本的な欲求まで掘り下げ、ワークを通じてそれを自分の商品やサービスのマーケティングに活かしていく方法を考えていくのが特徴です。
理論も面白いなと思いつつも実践してなんぼの本なので、これからチマチマとこの本にあるワークに取り組んでいこうかなーという感じです。
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